分断の社会。アメリカは富裕層と貧困との分断あるいは肌の色の違いによる分断社会であるが、日本は世代間の分断が酷すぎる。
昭和の人間にとっては当たり前のことがそうではなくなった。道をあるく若者特に女性はスマホをひっきりなしに見ている、あるいは指を動かしている。電車の中でもバスの中でもそうである。人を見ていない。外の風景も見ない。小生がスマホを開くのは家族や顧客に連絡を入れるときだけである。メールも必要な時にしかしない。
小学生の登下校の見守りを行っているが児童・生徒は挨拶もしない。こちらから挨拶してもしらんぷりである。学校では挨拶運動を行っているが一向に浸透しない。
一人暮らしの高齢者の面倒を見ているが息子や娘はほとんどやって来ない。天涯孤独ではないのに。
もう一人暮らしは無理な高齢者が多いのに家族はまず面倒を見ない。葬式はほとんどが家族葬である。寂しい葬儀,故人は絶対に浮かばれない。通夜には大勢の友人たちが集まって故人を偲ぶものである。それがなされない不思議な社会になってしまった。恐らく日本だけであろう。
結婚しても数年で離婚してしまう。何とシングルマザーの多い社会になってしまった。日本だけであろう。欧州では離婚を宗教が禁止している。
昭和の人間にとっては、日本は別の国になってしまった。まるで異民族と同居しているような感覚である。